こんにちは、もやしです。
今回はエリアトラウト用に購入したダイワ 07 ルビアス 2004のインプレです。
ダイワ ルビアスとは
ダイワから発売されているスピニングリールで、最上位のイグジスト、上位機種のセルテートに次ぐモデルです。
ルビアスは03年モデルから始まり、07、12、15、20と5機種、21年に出たルビアスエアリティがあります。(ルビアスエアリティは22年にエアリティになりました。)
※追記 24年に新作ルビアスが発表されて6機種になりました。
2代目に当たるのが今回購入した07 ルビアスというわけです。
07 ルビアスについて語る
07 ルビアスは後年に出た月下美人やプレッソとボディが共通です。
ルビアス含め、基本的に中古で購入することになりますが、月下美人は比較的安価に入手できると思います。
問題なのがプレッソとルビアス。この二つはエリアトラウトマンからの評価が高く、キズがない美品を探すとかなり高いお金を出すことになります。
また近いものとして05 イグジストや08 イグニス等も良いのですが、これらも中古だとかなりお高くなっております。
特にイグジストのハイパーカスタムやスティーズカスタムは現行の中上位機種くらいの値段がする場合も…
そして買うに当たってはダイワ病と呼ばれるベール下がりだったり、昔のダイワリールは塗装がとても脆いのでハゲがないか見たり等注意してみないといけないところが多くあるので、注意が必要です。
買った理由
マグシールドが入る前のルビアス
ずばり、マグシールドが入る前、最後のルビアスだからです。
マグシールドは10 セルテートから搭載されており、12 ルビアスにも搭載されています。そのためマグシールドが入っていないルビアスを選ぶと、03と07が候補に挙がりますが、03はハンドルがねじ込み式ではないので候補から外しました。
個人的には、繊細さが必要とされるリールにはマグシールドは不要だと思っています。そんな思いもありずっとシマノ製のリールを使ってきました。
実際にダイワもSLPワークスでマグシールドレスチューニングを行っていたり、現行イグジストにセンシティブチューンと称したマグシールドレスモデルを投入したり、現行プレッソに元々マグシールドレスのベアリングを入れる等、マグシールドが巻きに与える影響について考えているようです。
イグジスト譲りの性能
また07 ルビアスは名機と言われる05 イグジストを踏襲しており、当時の上位機種譲りの性能を持っている事も理由の一つです。
回転周りの性能
07 ルビアスはローターの低慣性や、前述したマグシールドレスのハンドル回転のスムーズさ等、現行のダイワスピニングリールでは味わえない回転性能を持っています。
特にローターに関しては現行品よりも良いという人もいるくらいですので、人気の高さがうかがえます。
余談:低慣性とは
スピニングリールで良く話題に上がるトピックとして低慣性があると思いますが、こちらについて少し解説します。
これは自転車のギアに例えるとわかりやすく、6段ギアの自転車だとしたら、漕ぐのに力があまり要らない1段ギアが低慣性のリールなのです。逆に6段の重いギアは高慣性と言えます。
端的に言うと、巻き出しが軽いのが低慣性のリールというわけです。
外観
ダイワ病の一つに挙げられるベール下がりもこの個体ではわずかでした。
若干ですが地面方向に向かって下がっているのが分かるかと思います。この程度なら実際に使ってトラブルにはならないと思いますが、酷い個体はもっと下がっているのもあります。
このルビアスも中古で購入したのですが、ハンドルキャップがリールスタンドに変更されていて純正のキャップがなかったので、釣具店で05 イグジストのキャップを注文して付けました。
イグジストにした理由はルビアスの純正キャップは既に廃盤になっており、そのほかプレッソや月下美人もキャップは廃盤になっていて残された選択肢がイグジストだったというわけです。
またドラグ部分の金属パーツが摩耗してガタガタになってしまっているものもあるのですが、この個体は使用感がほとんどなく綺麗な状態でした。
現代のリールと比較してみる
ヴァンフォードとスペック比較
07 ルビアス 2004 | 20 ヴァンフォード C2000S | 20 ルビアス FC LT2000S | |
ギア比 | 4.8:1 | 5.1:1 | 5.1:1 |
自重 | 190g | 150g | 150g |
ドラグ力 | 最大2kg | 最大3kg | 最大5kg |
ラインキャパ | ナイロン4lb/100m、PE0.6号/100m | ナイロン4lb/100m、PE0.6号/150m | ナイロン4lb/100m、PE0.4号/200m |
巻き取り長 | 63cm | 69cm | 67cm |
持っているヴァンフォードと、現行の20 ルビアスとの違いを表にしてみました。
流石に13年の違いを比べるのは酷だと思いますが、07ルビアスに対して現行品が40gも軽くなっています。
スペック的にはどれも近いですが、現行ルビアスのドラグ力が最大5㎏もあるのは驚きですね。
外観を比べる
個人的に、スプールがやはり大きいなという印象があります。
なんか全体的にずんぐりしているというか…
ちなみにラインはどちらもデュエル アーマード F+プロ トラウト 0.4号を巻いています。
ボディもやはり小さくなっています。
実際に使ってみて
という事でエリアトラウトで実際に使ってみました。
場所は東山湖フィッシングエリアでプラグ全般、フェザージグを投げてきました。
合わせたロッドはロデオクラフト ホワイトウルフ 62MLです。
普段はヴァンフォードを使っていますが思ったより重さを感じず、いつもの感覚で使う事が出来ました。
私が買った個体は恐らくほとんど使用されておらず、巻き感はまだ重めでした。これから使っていくとスカスカが手に入ると思うと楽しみです。
当日は結構渋く、掛けたのは20匹前後でしたが目立ったトラブルはなく快適に使う事が出来ました。またバレが目立つということもありませんでした。
使っていて個人的に一番違いを感じたのはドラグの効き方の違いです。これまでずっとシマノのリールを使用してきて、ルビアスの方がドラグが出るなという感じがします。
年代物という事もあるので単純比較はできませんが、同じくらいのドラグセッティングにしてもルビアスの方がラインが出ていく印象を受けました。
最後に
今回はダイワのスピニングリール、07 ルビアスの紹介でした。
これからベアリングチューンも行っていくつもりで、そちらも記事にする予定ですのでお楽しみに。
コメント